こんにちは!広報企画課の江です。
月末の職員紹介コーナーです。
前回のさらさ秋田土崎 受付担当の古川さんの続き、今回は看護師の山中さんを紹介致します。普段は接点がなく、会う機会も話する機会もなかなかないにもかかわらず、温かく迎えてくれて、仕事から家族への想いまでいっぱいお話を聞かせてもらい、楽しい時間を過ごすことができました。
それでは早速、山中さんのエピソードをお届けします~
Q.さらさに入社して何年目ですか。
さらさに入る前は横手市内の総合病院で仕事をしました。 別館は2014年8月にオープンしましたが、私は少し遅れて10月に入社しました。もう少しで11年になります。
Q.さらさを選んだ理由は何ですか。
まず20代は夜勤があって、救急の脳外科で4年、その後に産婦人科を6年勤めましたが、夜勤があって生活リズムで体調を崩すこともあり、ちょうどそのあたりに結婚を考えてライフステージや健康を考えて日勤だけの仕事に変わりました。
病院よりもっと日常に近くその方の生活に関わってみたいなとも思いました。特にお年寄りと話すのは全然苦じゃなかったし、介護施設は初めてでしたがさらさの基本理念に共感してこの会社で働いてみたいと思って入社しました。
Q.病院から介護施設に転職してちがいはありますか。
まずは制服がないことにびっくりしました。病院ではまず着替えて、着替えると仕事だ!と思って、お仕事が終わったら、私服に着替えて帰るけど、ここはもう制服もエプロンもなく本当にお家みたいな感覚で。
あとは利用者さんも本当に楽しそうで、自由に外出もできるし、ご飯を外で食べてもいいし、夜に飲みに行きたい人は飲みに行ってもいいし、こんな施設があるんだってまたびっくりしました。
Q.仕事面だと病院との違いは?
病院だともうやることは決まっていますね。午前中に健康チェック、バイタルサイン測定、清拭、先生からの指示の点滴、採血、検査介助とかします。でもここは利用者さんが主体です。もし受診予定があっても“今日どうしますか?受診の予定になっていますが…”みたいに利用者さんの意思を伺います。絶対行かなきゃいけないっていう感覚にこだわらないようにしています。場合によっては私たちが代理受診をしたり、受診の日にちをずらしたりします。
薬も病院だと治療が目的なので絶対飲んでくださいっていう感覚でしたが、本人が納得しないと飲まないこともあって、まず理由を聞いて、飲まないとこうだよ!と、リスクもアドバイスもした上で、それでも飲まなければ後で先生に伝えます。
それも最初は本当にいいのかなと葛藤がありました。でもさらさはお酒も本人の自由じゃないですか。その選択できる自由が利用者さんにあるのがその方の生活に寄り添うということだと思っています。
Q.定期巡回随時対応型訪問介護看護サービスのことを教えてください。
さらさ横手別館スパはサ高住と定期巡回随時対応型訪問介護看護のサービスを組み合わせているところが特徴です。ですので、別館スパにお住いの方以外にも外に出てそれぞれのお宅に訪問もしています。サービスの基本の内容は在宅の方も別館スパに住んでいる方も一緒で、看護では毎月の健康チェックや病院の受診の付き添いや病院との連絡調整をします。介護では生活のお手伝いが主になりもっと頻回に訪問しています。
Q.利用者さんの体調に変化があったときはどのような対応をしていますか。
様子を見ていいのか、受診した方がいいのか、介護士さんからの情報や今までの看護経験、協力医の先生と連携をとって判断していきます。介護職員のみなさんが些細な変化でも教えてくれて、この前と同じ症状だなとか、今日ご飯食べなかったとか、利用者さんのことを把握できますのですごく頼もしいです。
Q.簡単に1日の仕事の流れを教えてもらえますか。
午前中はまずは情報収集をして、その後に経管栄養、健康チェック、服薬介助、受診の付き添い、送迎などをします。お昼は配膳や食事のお手伝いをしたり、お薬、インスリン注射、医務室に相談に来てくださる方もいます。夕方にはまた経管栄養、夕食のお手伝いをします。 利用者さん一人ひとりの主治医との連絡調整や書類のやりとりがあるので事務仕事をしているときもあります。
Q.病院で働いていた時に積んだ経験は、さらさで看護の仕事に役に立つと思いますか。
病院で仕事の経験を積んでから、さらさで看護の仕事をしてはやっぱりある程度看護の経験があった方がいいですか。
病院だと周りにも看護師が何十人もいて、先生やベテランの看護師からアドバイスもらったりできますが、さらさでは自分なりに考えて判断する場面がたくさんありますし、点滴、採血など基本的な手技が必要ですので、そのときに今までの経験がやっぱり必要になってくるんですよね。経験を活かしながら病院のときとは違う視点で利用者さんの生活に関わってサポートしていけるやりがいがあります。

My
Another
Side


家庭と仕事のバランスは?
みんなが共働きしながら頑張っていて、お互い様という気持ちにすごく感謝しています。子供の体調悪いってもし保育園から連絡来た時でも“あ、ごめんなさい”って言って抜けるけど、そこにこう何かがわだかまりもなく、みんなは“大丈夫!いいよ、いいよ、帰っていいよ!”って言ってくれたり、希望休も出せたり、とても感謝しています。
趣味や好きなことは?
まずはキャンプ!旦那はキャンプ用品を結構持っていますので、大量に車に積み込んで、現地で買い出しします。子どもが小さくて行けないときはお家の外でキャンプやバーべキューをしたりしています。
それから数年前にハタハタ釣りを始めて、割とハマっていました。2021年は結構釣れたんですよ。27匹釣れました。これが最高!ここ2、3年は行けてないのと不作という話も聞きますが、子供と一緒にできるのでまた再開したいなと思っています。 子どもは友達と遊ぶことが多くなってきたので、一緒に旅行や出かけてくれることもあっという間になくなるだろうなと思って今のうちはなるべく一緒にいたいなと思っています。




旅行も好きですね。どこに行きたいですか。
まずメジャーなところ、ハワイとフランスは行きたいです。あとはアジアゾウが好きで見に行きたいなと思います。それからオーロラを見たいです。北海道の上の方でも若干見れる時があるそうで、人生に一度見てみたいなと思って。 今は年に1回家族旅行をしていてこの間は新潟県の佐渡島に行ってきました。



読書も好きと聞きました、どんな本を読んでいますか。
角田光代とか湊かなえとかの本が好きです。あと「ミッドナイトスワン」を何回も読みました。「ウユニ塩湖」っていう好きな本があって一生のうちに1回行ってみたいなと思っています。今はなかなか読書の時間もないのですが、一日に10分でも読書できると、あぁ自分の時間が作れたなって嬉しくなります。子供が寝て洗濯とか家事が終わった後、ちょっとずつ読んでいます。




余談ですけど、利用者さんと受診に行って診察待ちしている時間に本を読む方が結構いるので、迷惑にならないように静かにそばに居て、自分も本を読んだりします。
本とか読まない方は自分の昔話をよくしてくれるんですね。
自分は何歳で東京に行って、こうやってずっと仕事して、 何年もやってきて、今こういう仕事みたいな。今の時代ではできない経験や穏やかな今からは考えられないような若いときの話を聞く時間が私は好きかもしれません。勉強にもなるし、距離も縮まりますし、なんだかゆっくり時間が過ぎるようで、これも病院では味わえなかったさらさならではの特別な時間だと思っています。
以上、さらさ横手別館スパの山中さんの紹介でした。
・・・・ 次回もお楽しみに ・・・・
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